40代の普通のファッション‼ダサくなければOK‼ 偏差値55の着こなし【配色テクニック編】

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 40代になってからファッションって「どーでもいいや」「そこまで興味がなくなった」って手抜きになりますよね‼

でも「ダサい」とは言われたくない‼

「オシャレまでいかなくてもいいからダサくなけりゃいいか~」という人に向けた
40代男性が偏差値55を目指す内容です

さて本題ですが

いきなりほとんど結論になりますが
「今すぐ試すなら、どれが40代のファッションに見えますか?」

答えはCです。

Aはベビー服の配色

Bは子供服の配色

そしてDは高齢者ファッションに多い配色です。

では、若者ファッションと40代ファッション、ご老人ファッションの違いは何でしょうか?

私は、アパレル製造会社で3年勤めたのち、独立してオリジナルブランドをワンオペ経営している

イナモナと申します。

私自身、体系と顔を含めダサい部類に入っております。
とはいえ「ダサい」と説得力がなくなる為、できるだけ努力してきました。

サングラスやアクセサリーを付けてカッコつけるとなんだか浮いて見えるし、アメカジファッションをすると若いね~と少しちょっと笑われる。
イケメンでモデル体型に生まれたらどれだけよかったでしょうね(笑)

これから話す内容を理解すれば、ダサいコーディネートを避け、偏差値55の「普通」のファッションができるようになります。

脱ダサいを習得するために「色の印象」を理解しよう‼

色がイメージ

早速ですが、先ほどはなぜBが子供っぽく見えるのでしょうか?

子供服屋さんや子供の服を思い浮かべてみてください。
Aの赤ちゃんの服、Bの小学生の服、Dのご老人ファッションで見比べてみましょう。


赤ちゃん服に多い優しい色(ペールトーン)

赤ちゃんの服は、白に近いペールトーンの色が多く見られます。
たとえば、ピンクや薄い水色などです。

「優しさ」や「可愛らしさ」、若さというより幼さが伝わる色の印象です。


元気な子供の服の色構成(ヴィヴィッドカラー)

次に子供服は、色数が多く、ヴィヴィッドカラー(鮮やかな色合い)がよく使われています。
3歳から小学生のおもちゃ御菓子、戦隊物のからもヴィヴィットカラーが使われ、元気で明るい印象の若いイメージが伝えられます。
色数も多く20代前半がやっとのファッションです。


ご老人ファッションってに多い色合い(ダークトーン)

最後は高齢者が着る服に多い黒に近いダークトーンの色です。
うまく使うことでダンディなイメージを演出できます。
インナーやスニーカーに白などを取り入れて重すぎる印象を和らげ年寄り感を軽減できます。


彩度が変わることで、ファッションの印象も大きく変わります。
彩度やトーンによってイメージが変わることを意識してみましょう。

カラーの印象のまとめ

  • ペールトーン: 幼さやベビー服に多い色合い(明度が高く、彩度が低い。絵具に白を混ぜたような色)
  • ヴィヴィッドカラー: 若さや元気の象徴(彩度100%、絵具そのままの赤や黄色)
  • ダークトーン: 大人っぽさ、落ち着いた印象(明度・彩度が低い。絵具に黒を混ぜたような色)
  • モノトーン(白・黒・グレー): 全体をまとめる役割(無彩色)

黒と白の使い方【モノトーンの明度の印象】 

モノトーンでもイメージがわかれます。

  • 白:どちらかというとフレッシュで若く清潔なイメージが強いです。
  • 黒は大人っぽく、冷静、静かなイメージです。 
  • グレーは、明度にもよりますが濃くなれば大人っぽく、薄く白に近づけばフレッシュなイメージ
全身が白のコーディネート

明るすぎることは想像が付きますよね。
さわやかすぎて目立つので上級者向けになります。

全身黒のコーディネート

暗く落ち着いた、むしろ落ち着きすぎて重たいイメージです。でも決して悪くないと思います。

色にはイメージを印象付ける力があります。
これらの色の特徴を踏まえて、コーディネートを考えましょう

【補足】明度と彩度の豆知識

  • 彩度が高いとは、赤・青・黄・緑・紫などの色が他の色と混ざっていない純粋な状態(純色)を指します。逆に、白や黒、他の色が混ざることで彩度は低くなります。
  • 明度は色の明るさを示します。白は明度が高く(ペールトーン)、黒は明度が低い(ダークトーン)という特徴があります。

色数を調整するだけでオシャレにまとまる

あなたのお気に入りコーディネートの配色は何色?

Big wardrobe with clothes in dressing room

まずは、お気に入りのコーディネートの色数を調べてみましょう。
ベルトや靴、靴下など、細かいアイテムも色数に含めてください。

よく起こるミスは色数を使いすぎていることです。


メインの1色 + モノトーン2色で3色構成が安全

間違いのない色数は3色です。主役のメインの1色 + モノトーン2~3色が安全で間違いが起こりにくい配色です

モノトーンを使わない3色の配色は、前章で述べた通り年齢のイメージが崩れるので注意が必要です。

  • ペールトーンのみの3色は、幼く見えがち(ベビー服のイメージ)。
  • ヴィヴィッドカラーや白の構成は、小学生の服のように若すぎる印象。
  • ダークトーンと黒の構成は、老けたイメージを与えます。

これらを意識しつつ、モノトーンを上手に使って、40代向けのスタイルを作りましょう!


ネイビーやブラウンはモノトーンに近い存在

白や黒、グレーと同様に、万能的な色として使えるのが濃いネイビーやブラウンです。


例えば、濃いネイビー(青紫のダークトーン)や生成りの黄色(ペールトーン)、ブラウン(黄色やオレンジのダークトーン)は、グレーに近い扱いやすい色です。

これらのアイテムは、コーデに取り入れやすいので持っておくと便利です。


【補足】補色の組み合わせ

補色とは、絵具で2色を混ぜると黒になる対照的な色の組み合わせを指します。
たとえば、赤と緑、黄色とネイビー、青とオレンジなどです。

これらの色同士は相性が良いとされていますが、同じダークトーンで統一する「ネイビーのスーツにブラウンのブーツ」などの組み合わせもあります。

結局40代ファッションの色のバランスは?

モノトーン70%+カラー30%を目安にバランスを取る

前章でも述べた通り、ダークトーン一辺倒だと年寄り感が強くなり、
ヴィヴィッドカラーやペールトーンばかりだと若すぎる印象になります。


基本として、全体の70%を黒・白・グレーのモノトーンでまとめると失敗が少ないです。


40代の無難なファッションでは黒が多め白が少々

40代の無難なファッションでは、全体の70%のモノトーンの詳細は、

  • 黒を多め(60~70%)
  • 白を少なめ(30~40%)

このバランスが良いでしょう。

もちろん、残りのカラー30%の印象次第では、黒や白の割合を調整する必要があります。

たとえば、ヴィヴィッドカラーやペールトーンは自己主張が強いため、面積に注意が必要です。
派手な色が多い場合は、モノトーンの中で最も暗い黒の面積を増やして全体を落ち着かせると、40代らしいファッションに近づきます。

逆に、ダークトーンを30%に持ってくると、全体的に暗い印象が強くなりがちです。

そんな時は、モノトーンの中で最も明るい白の割合を増やし、若さを足すと良いバランスになります。


具体例:

  • スーツスタイル
    明るい黄色のネクタイを使うなら、ネイビーのスーツ、白や水色のシャツと組み合わせましょう。靴は黒か、ネイビーの補色であるブラウンのブーツがオススメです。
  • カジュアルスタイル
    真っ赤なTシャツやポロシャツを着る場合、黒か濃色のデニムパンツ、黒のカーディガン、白のスニーカーを合わせると派手な印象を抑えられます。帽子も黒にすると全体が落ち着きます。

シンプルイズベスト!無地のアイテムを有効活用

無地で統一するのが無難

柄のTシャツや派手なロゴのポロシャツを取り入れる場合、他のアイテムはモノトーンでまとめるのが無難です。
アクセントを加えたい時は、時計やサングラス、アクセサリーなどで遊びましょう。
ロゴマーク自体は色として数えませんが、ロゴが大きく目立つ場合は1色(柄物)と考えてもOKです。


柄物やカラフルなアイテムを1点取り入れたら、他のアイテムはシンプルな無地、例えば黒のパンツや白の靴を選ぶとバランスが取れます。

  • 例:グレーのノースフェイスのパーカーに大きな黒のロゴが入っている場合。
    派手さは抑えられ、落ち着いた印象を与えます。これに黒のスキニーパンツ、白のエアフォースワンやスタンスミスのスニーカーを合わせると、シンプルながらおしゃれにまとまります。
    全体をグレートーンにまとめることで、すっきりとしたスポーティなカジュアルスタイルが完成します。パンツやインナー、靴はユニクロでも十分オシャレに演出できます。

シンプルイズベストの大原則

まずは「引き算」を意識しましょう。

自己主張の強いアイテムは1点にとどめ、それ以外は控えめにまとめることが大切です。

自己主張の強いアイテムには以下のようなものがあります。

  • 派手な柄のシャツ(アロハシャツ、カラフルなチェックシャツ、ストライプシャツ)
  • ヴィヴィッドカラーのアイテム(カズレーザーさんの赤Tシャツなど)
  • 迷彩柄のアイテム
  • ブランドロゴが大きく目立つ服(GUCCIのTシャツ、ノースフェイスのパーカーなど)
  • 個性的なデザインのアイテム(コムデギャルソンのコートなど)

こうした目立つアイテムを着る場合、それ以外のアイテムはシンプルで控えめなデザインや色を選びましょう。


具体例

  • 黒やネイビーのジャケット、スラックス、白のスニーカーやブラウンのブーツ
  • 白の襟付きシャツにブラックデニム、白または黒のスニーカー
  • 派手なアロハシャツには、黒のパンツと白のスニーカー
  • 迷彩や派手なパンツを着る場合は、白のTシャツ、黒のフォーマルジャケット、白か黒のスニーカー

まずは、白と黒でコーデを整えるとバランスが取りやすくなります。

まとめ

レディースファッション

ファッションの偏差値55を目指すには、色のイメージを意識することが重要です。

  • 彩度や明度によって年齢の印象が変わるので、若すぎたり老けすぎたりしないよう注意しましょう。
  • 特に全体の60%~70%をモノトーンでまとめるとバランスが取りやすくなります。
  • 基本的には無地を選び柄物やカラフルなアイテムは1点に絞るのがベストです。

次回は、シルエットや素材についてお話しします。これらもファッションの仕上げに欠かせない要素なので、ぜひ参考にしてください。

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